よく出る要注意な問題10問!元指導員が解説【学科試験前 必見】

運転免許試験 仮免 本免 問題集

仮免・本免学科試験によく出る問題10問を、元教習指導員が詳しく解説。今回の出題範囲は第一段階のみ。


YouTubeでも解説しています。

①.黄色の灯火の点滅信号の時は、他の交通に注意して徐行しながら通行しなければならない

【×】

信号には「点灯」と「点滅」があるんだけど、黄色の点滅信号の場合は「他の交通に注意して進むことができる」という意味になる。

徐行(10km/h以下の速度)までスピードを減速する義務はないので答えは×となる。



②.追い越される車は、追い越しに十分な余地がない場合は、できるだけ左に寄り、進路をゆずらなければならない

【〇】
実は、追い越される車は交通ルール上追い越しの邪魔をしてはいけない、という決まりがある。

道交法第二十七条 他の車両に追いつかれた車両の義務

車両(道路運送法第九条第一項に規定する一般乗合旅客自動車運送事業者による同法第五条第一項第三号に規定する路線定期運行又は同法第三条第二号に掲げる特定旅客自動車運送事業の用に供する自動車(以下「乗合自動車」という。)及びトロリーバスを除く。)は、第二十二条第一項の規定に基づく政令で定める最高速度(以下この条において「最高速度」という。)が高い車両に追いつかれたときは、その追いついた車両が当該車両の追越しを終わるまで速度を増してはならない。最高速度が同じであるか又は低い車両に追いつかれ、かつ、その追いついた車両の速度よりもおそい速度で引き続き進行しようとするときも、同様とする。
道路交通法 – e-Gov法令検索

そのため追い越される時は、右に寄ったり、加速して追い越しを妨害したりすると交通違反となる。交通ルールでもそうなっているし、なにより追い越す車との間でトラブルが起きたら怖いので、交通ルール云々よりも自分の安全の為に後続車の追い越しは妨げないように気を付けよう。



③.この標識と標示は、駐停車禁止を示している

【〇】
「標識」とは道路にある看板。「標示」とは路面に示された記号や文字など。
設問の矢印先の標識と標示は同じく「駐停車禁止」の意味となる。



二輪の自動車・原付通行止め 標識
④.この標識は、二輪の自動車以外の自動車は通行できないことを示している

【×】
この標識は「二輪の自動車・原付通行止め」です。
「二輪の自動車以外の自動車」が通行止めではなく、「二輪の自動車」が通行止めなので解答は✖。
こういうクドイ文章の問題は、うっかり読み間違えてしまう人が多いので注意。



⑤.こう配の急な下り坂での追い越しは禁止されているが、こう配の急な上り坂での追い越しは禁止されていない

【〇】
坂道での追い越し禁止場所は「上り坂の頂上付近」と「こう配の急な下り坂」だけ。

「こう配の急な上り坂」に関しては追い越しが可能。




⑥.この標識は「転回禁止」を示しており、この標識のある道路では転回が禁止される

【×】
この標識は「ロータリーあり」。前方に画像のような円形交差点がある事を示している。

ちなみに「転回禁止」の標識はコレ⇓



⑦.この標識は「横断歩道」があることを示している

【×】
この標識は「歩行者専用」。
この先に歩行者専用道路・歩行者用道路があることを示している。

横断歩道の標識はコレ⇓

二種類あるがどちらも横断歩道の標識。



⑧.標識や標示によって横断や転回が禁止されている場所であっても、後退は禁止されない

【〇】
横断、転回が標識で禁止されても、後退(バック)は可能。



⑨.この標識は「安全地帯」があることを示している

【×】
この標識は「優先道路」。その道路が優先道路である事を示している

安全地帯の標識はコレ⇓



⓾.徐行する時の合図の時期は、徐行しようとする時である

【〇】
徐行とは、車がすぐに停止できる速度で進行すること(10km/h以下の速度)。

徐行の合図は、ブレーキペダルを踏んだ時に連動して光るブレーキ灯になるので、合図時期は徐行しようとする時になる。ブレーキ灯が故障などにより点かない、夕日でランプが見えにくい時は腕を下げる手合図にて合図する場合もある。



以上10問です。お疲れさまでした。

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