
携帯キャリアの問題児、楽天モバイルが発表した4月1日からの新プラン【Rakuten UN-LIMIT VI】がめちゃめちゃ安いと評判です。他キャリアの料金プランと比べても頭一つ二つ抜けてる様子。このプランが昨今のスマホ代値下げ合戦の終止符を打つかもしれません。
今記事では、楽天モバイル新プランの内容・沖縄県内でのエリア状況、契約するタイミングについて解説します。
楽天モバイル新プランは誰が使ってもスマホ代が安くなる
楽天モバイルの新プラン【Rakuten UN-LIMIT VI】の特に凄いところは、誰が使っても安くなることです。
その理由は、今回の新プランから採用されている段階性の料金設定にあります。
Rakuten UN-LIMIT VI 料金設定
データ利用量 | 月額料金 |
0~1GB | 無 料 |
1~3GB | 980円 |
3~20GB | 1,980円 |
20GB~ | 2,980円 |
このようにデータ利用量に応じて月額料金が自動的に変動します。(楽天回線エリア、パートナー回線エリア同様)この料金設定がなかなか画期的なんです。

使用用途別で料金シミュレーションしてみました。
一つの料金プランでこれだけ様々なユーザーに対応できるのは凄いですね。データの利用量に合わせて自動的にこの料金体系に振り当てられるので、いちいち自分でプランを選ぶ必要もないです。
なかでも驚くべきなのは、データ利用量「0~1GB」までのユーザーは月額無料ということ。これはライバル他社にはない楽天モバイル独自のサービスとなります。自宅にWi-Fi環境がある方なら、案外毎月それくらいのデータ量で納まっちゃってる人もいますよね。
もともとデータ利用の少ない実家の両親や、祖父母などの携帯を楽天モバイルに代えれば月額無料で親孝行もできそうです。
通話料金も「Rakuten Link」を使えば無料
といっても「タダより高い物はない。」という言葉があるようにウマい話には裏があるのが世の常、データ利用が無料なら、通話料金が高いのでは?と思ったら通話料金も「Rakuten Link」という通話アプリを使えば無料。
Rakuten Linkは楽天モバイルユーザーのみ使える通話アプリで、LINEのようなアプリ間で連絡を取り合うものではなく、通常の携帯の通話機能と同じように使うことができるアプリです。(電話を架けた相手側には自分の電話番号が表示される)
というわけでガチの無料となります。ライバル他社よりキャリアの歴史が浅い楽天モバイルは、これほどまでに身を切らなければスマホ業界で生き残れないということなのでしょう。
ライバル社の新プランとの比較
ライバルとなる各社から発表された新料金プランとの月額料金・サービスの比較です。
楽天 | ドコモ | au | Softbank | mineo | |
データ量 月額料金 | 1GBまで 無料 3GBまで 980円 20GBまで 1980円 20GB超 2980円 | 20GB 2980円 | 20GB 2480円 | 20GB 2980円 | 1GB 1180円 5GB 1380円 10GB 1780円 20GB 1980円 |
通話かけ放題 | 無制限 | 5分 | 5分 +500円/月 | 5分 | 10分 +850円/月 |
電波 | 4G / 5G 速いけど エリア狭い | 4G / 5G 速い | 4G / 5G 速い | 4G / 5G 速い | 4G 遅い 5G+200円 オプション |
データ量 超過後 速度制限 | 楽天回線エリア 速度制限なし ※パートナーエリア 5GB以降 最大1Mbps | 20GB以降 最大1Mbps | 20GB以降 最大1Mbps | 20GB以降 最大1Mbps | データ容量 超過後は 最大200kbps |
申込方法 | Web / 店舗 | Web | Web | Web+LINE | Web |
メルアド提供 | 夏頃予定 | ✖ | ✖ | ✖ | PCメール |
青字の部分が比較してみて優秀な内容です。楽天モバイルが他キャリアを抑え、かなり占めているのが分かります。
また自社回線を持たず安さで勝負しているMVNO(格安SIM会社)のmineoにまさかの料金面でプランによれど勝ってしまっています。これはMVNOの存在意義すら揺らいでしまう結果といえます。
新プランでの楽天モバイルの唯一のデメリット
楽天モバイルの唯一にして最大のデメリットが電波です。
自社回線での通信サービスを始めて日が浅いため、他3キャリアと比べて基地局のカバー率が低いです。現時点では楽天回線エリアと呼ばれる一部エリアのみ無制限の高速通信ができる状況です。
現時点(2021年1月31日)での沖縄県内の楽天回線エリアはピンク色の濃くなっている、那覇~浦添の一部地域となっています。
ここ以外の他地域はパートナー回線といってauから基地局を借りて運用している状況です。
パートナー回線は楽天回線エリアと比べると速度が遅いといわれますが一般的な利用では問題ないです。以前、沖縄県内全域の楽天モバイルの通信速度を測定したので気になる方は読んでみて下さい。
パートナー回線でやっかいなのが5GBのデータ容量制限があること。5GB超過すると1Mbpsの速度制限がかかります。以前自分が超過したときは、速度制限の遅さに我慢できずすぐにデータチャージ500円 / 1GBを購入しました。
このパートナー回線がずっと続くのなら楽天モバイルは要らない子ですが、楽天社長の三木谷氏いわく「今夏までに自社回線での人口カバー率を96%にする」らしく、今後は自社回線だけで賄えるようになっていくとの事です。以下沖縄県内での2021年夏以降の楽天回線エリア拡大予定場所です(紫色の部分)
人口が集まっている場所は確かにカバーできている印象です。反対に北部の方はまだまだ時間がかかりそうです。エリア詳細は楽天モバイルのホームぺージにて公表されています。
楽天モバイルに乗り換えるタイミング
楽天モバイルに乗り換えるべきタイミングは次の3つです。
① 楽天回線エリア拡大後の今年の夏以降
② Rakuten UN-LIMIT VI の料金プランが開始する4月1日以降
③ なるべく早め
この中でも断然オススメのタイミングは ③なるべく早め です。
というのも現在、楽天モバイルは先着300万名限定で月額料金1年間無料のキャンペーンをやっています。米倉さんがCMでやってるやつですね。このキャンペーンの対象が残り80万名ということが明らかになりました。
今は楽天モバイルを契約すると旧プラン【Rakuten UN-LIMIT V】の契約となりますが、4月1日にはプラン変更の手続きなどもなく、自動で新プラン【Rakuten UN-LIMIT VI】に切り替わります。
その際に1年間無料キャンペーンの対象者であれば、新プランになっても同じく無料期間も引き継がれます。
新プラン発表の影響もあって、このままだと残りの80万名も近いうちに達っするでしょう。楽天モバイルに乗り換えるなら早めの判断をしたほうが良いかもしれません。
ご契約、最新のキャンペーン情報は下記ホームページより確認ください。
楽天モバイル公式ホームページ
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