火災保険の見直しで年間5000円以上家賃を得する方法【作業時間 約1時間半】

火災保険 見直し

賃貸のアパートに住んでいるんですが、契約時の不動産業者で加入した火災保険は掛け金をぼったくっていると聞いて、火災保険の見直しをしてみました。


すると、見直し前に年間8000円あった火災保険費用を、2400円にまで安く抑えることができました。年間5600円のプラスですね。加入している保険の契約プランによっては1万円近く変わる人もいるかもしれません。


火災保険の見直しに興味がある人はぜひご覧ください!

【 本記事でわかること 】

・火災保険の簡単な仕組み

・火災保険に加入するメリット

・補償過多な不動産経由の火災保険の内容

・別の火災保険への乗り換え方

火災保険の見直しで年間5000円以上家賃を得する方法【作業時間 約1時間半】

火災保険の内容についてよく分からない人って多いんじゃないでしょうか?

アパートを契約する時の初期費用でいくらか払った気がするなぁ…

説明を受けたような気もするけどよく覚えていなかったり、契約した火災保険のパンフレットを見ても重要なところは小さな字で書いてよくわからなかったり…


僕も同じくだったんですが、毎年自分がお金を払っている保険だからこのままじゃいかん!と思い、
・賃貸の火災保険とはどんなものなのか
・火災が起きた時に自分はどういった賠償責任を負うのか
・火災保険に加入する必要はあるのか
を調べてみました。

火災保険の仕組み

火災保険とは、火災などで受けた損害を補償する保険です。
その、火災保険には種類が2つあります。


「家財」を補償する入居者が入る保険と、 「建物」を補償する大家さんが入る保険です。
入居者は、家具・衣服・家電製品・寝具などの日常生活で使う家財を火災から補償するための保険に入ります。
火災などで建物やそれに付帯する柵・門などが損壊した場合の損害は、基本的に建物の持ち主である大家さんが修復する必要があります。

ん?じゃあ火事を起こして建物が燃えちゃっても、入居者は弁償しなくていいのー?

はい。火災に対する建物の賠償はしなくていい場合が多いです。


その理由は、失火責任法という法律にあります。

失火ノ責任ニ関スル法律

民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス
(口語訳:民法第709条の規定は、失火の場合には、適用しない。ただし、失火者に重大な過失があったときは、この限りでない。)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』失火ノ責任ニ関スル法律

まず民法第709条という規定で通常、相手の権利を侵害したら賠償しないといけないという決まりがあるんですが、火事の場合はそれは重過失のみで、失火(軽過失)の場合は適用しないとあります。


このように失火責任法で、本人の責任が大きい火事(重過失)は賠償の責任あり、うっかり火事(失火)は賠償の責任なしとなります。

ちなみに、賠償責任が発生する本人の責任が大きい火事(重過失)とはこのような火事です。

タバコの火の不始末による失火
・寝タバコをしていた(東京地方裁判所平成2年10月29日判決)
・わらが散乱している倉庫でタバコの吸殻を捨てた

暖房器具の使用の不注意による失火
・石油ストーブに給油する際、石油ストーブの火を消さずに給油した(石油ストーブの火がこぼれた石油に着火した)(東京高裁平成15年8月27日判決)。
・石油ストーブのそばに蓋の無い容器に入ったガソリンを置いた(容器が倒れて火災発生)(東京地方裁判所平成4年2月17日判決)

その他の不注意による失火
・台所のコンロに、てんぷら油の入った鍋をかけたまま長時間台所を離れた(東京地裁昭和57年3月29日判決)
火災注意報等が発令されている状況下で、周囲に建物が建ち多量のかんな屑が集積されている庭で焚火をした(京都地裁昭和58年1月28日判決)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』失火ノ責任ニ関スル法律

この場合は重過失となり、火事を起こした本人に多額の賠償責任が発生します。

しかし普通の料理中に起きた火事なんかは失火となり、火が隣の部屋へ燃え移ったり、隣の家を延焼したとしても火事を起こした当人は賠償責任は負わなくてもよいのです。

へー。じゃあもし私が火事を起こしても、うっかりなら安心なのね♪


はい^^……と言いたいところですが、それは違います。


失火なら火災に対する賠償責任は負わなくてもいいのですが、それとは別で不動産会社でアパートやマンションなどの賃貸契約をするときに入居者は「原状回復義務」という約束を結びます。


原状回復義務とは、賃貸契約を終了し退去する時には、部屋を借りた最初の状態に戻して返さないといけない、という決まりです。
なので火災があった後の、黒コゲの部屋をそのまま大家さんに返すことはできないわけです。
また次の人が住めるように修繕して返さなくてはいけません。


そのため火災を起こしてしまったら、結局は賃貸契約をした自分の部屋の損害は賠償しなければいけないということです


そうなってくると一番怖いのは、隣家や、別の部屋の住民が起こす火事です。
その火事によって、自分の部屋まで延焼してしまっても、失火責任法が適用され火事を起こした相手側は賠償の責任がないのです。 よって自分がもらい火で巻き込まれた場合、原状回復義務から自費で損害を補填しなくてはいけません。
自分自身が火事を起こさなかったとしても、そういう最悪のケースも考えられるため、火災保険の備えは必要な保険といえます。

火災保険に入る必要性はわかったけど、なんで料金に差があるの?

はい。ここからが本題になるんですが、入居者は家財の火災保険をベースにして、必要に応じた特約(オプションみたいなもの)を付けて補償内容を強化します。
不動産業者で賃貸契約した時にそのまま入った火災保険は、この特約が必要以上にてんこ盛りなパターンがあるのです。(不動産業者は火災保険会社と代理店契約をしていて、加入する特約によって手数料を貰っている場合があります)


必要な補償と、不要な補償を自分で見極める必要があります。
では、見直すべき火災保険の内容と特約を見てみましょう。

家財

家財とは日常生活で使用する家具、衣服、家電製品、寝具などの財産のことをいいます。
この家財を守る保険が賃貸の火災保険のベースとなります。


また、火災保険のほとんどは火災だけでなく、落雷や爆発など、火災以外の補償も基本の補償範囲に入っています。
その補償で不安な人は、掛け金をプラスして台風・地震・降雪などからも補償できるように補償範囲を大きくすることもできます。
特に守りたいほどの高価な家具は所有していないので、僕は最低の補償額に設定しました。

借家人賠償責任保険

火災などで、借りている部屋に損害を与えてしまった時、大家さんに対して支払う損害賠償を補償する特約になります。
火災で、黒コゲになった部屋の修繕費はこの特約で補償されることになります。

借家人賠償責任保険 = 大家さんに対する賠償の特約です。
火災保険で一番重要な内容だと思いますので、この特約は外さないようにしましょう。

個人賠償責任保険

自分や家族が、日常生活で他人に対して損害を与えたときの損害賠償を補償する特約になります。

例えば、自転車で人にぶつかって怪我をさせてしまったり、飼っている犬が他の人に噛みついて怪我をさせてしまったり、洗濯機のホース破損などで階下の部屋に水漏れし損害を与えてしまった時などの補償になります。

自転車保険の代わりにもできる特約ですので、家族が自転車に普段乗る人は加入したほうがいい特約だと思います。ただ他の例に該当しなかったり、一階に住んでいて階下への水漏れのトラブルも無さそうな人には不要な特約かなと感じました。

個人賠償責任保険 = 他人に対する賠償の特約です。
また自動車保険やクレジットカードの保険に入っている人は、そこの保険と重複する可能性もあるので気を付けて下さい。

その他の主な特約

盗難特約 …… 盗難の被害に遭った時に補償される特約。泥棒にあう可能性とのコスパを考えたら不要。

類焼損害補償特約 …… 近隣への延焼による損害を補償する特約。失火責任法があるため、本来は賠償責任を負わないことが多いですが、隣人へ迷惑をかけないために入る特約。ですが個人的にはこの特約に入るというよりも日頃、火災を起こさないように十分気を付ける心構えを持つことが大事かと思うので不要。

保険会社を乗り換えるという方法

このような、不要な特約のない火災保険へ変更すると料金をぐっと抑えることができます。
どの特約が不要かと思うかは、それぞれの生活スタイルや価値観によって違ってくるかと思いますので、一度自身の火災保険の契約内容を確認してみて下さい。
そして不要だと思う内容があったら、いっそのこと別の火災保険会社へ乗り換えましょう。


というのも、賃貸契約の際に火災保険の加入を義務付けることができても、火災保険会社の指定は独占禁止法に抵触するのでできないようです。よって火災保険会社の乗り換え自体に問題はありません。


乗り換えの時は、前もって契約している不動産業者へ連絡を入れましょう。(僕の場合は火災保険の取扱い代理店にもなっていたのでそのまま解約手続きもしました)
その際不動産会社の人に、おそらく難色を示されるでしょう(笑)

僕の場合最初は、変更できないと言われたり、変更するにしても一年後の更新月にするように案内されたり…^^; 違約金も出ないし、掛け金も返金されるのに……。
しかし、事前に加入していた火災保険会社に更新月前の変更でも問題ないと確認も取れていたので、不動産業者のいい加減な案内にも流されず、無事に解約し乗り換えることができました。


電話をする時は、結構いい加減な対応されてムッとくるかもしれませんが、不動産業者には今後もお世話になるので感情的にならずに対応しましょう^^


ちなみに僕は、コープの住まいる共済に加入しました。

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自分で契約内容を自由にいじれるのでおすすめです。
上記URLから簡単に掛け金を試算できるので気になる人は一度試してみて下さい。
他にも、「火災保険 賃貸 安い」とかでググると色々出てくると思うのでぜひ調べてみて下さい。

まとめ

【本記事のまとめ】

① 加入している火災保険の契約内容を契約書から確かめる

② 補償過多と感じ、別火災保険会社へ乗り換えるなら、現火災保険会社の解約の窓口・不動産会社へ解約の連絡

③ 新しい火災保険へ契約申し込み

新しい火災保険への申込みの作業内容としては
① 契約したい火災保険のホームページで申し込み
② 後日郵送される書類に保険開始日などの必要事項を記入し、返信用封筒で返送
③ 保険の掛け金をコンビニで支払い
以上です。
契約内容をよく見直したとしても、作業時間は合計1時間半あればできると思います。


以前の火災保険も補償自体は手厚くされていたので、ぼったくっているわけではないでしたが、自分にとっては補償過多で不要でした。今回の体験を通して、なんでもまずは相場を知ることが大切だなと感じました。


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